
この記事は、アメリカ国内で、サイバーセキュリティの資格を取ることを前提にしています。日本での受験は、対象外です。金額は、すべて米ドルで、2026年10月30日に、各団体の公式ページを、私たちが確認した時点のものです。税と為替は、含みません。価格は、予告なく変わります。
「何から取ればよいか」「いくらかかるか」を、入門、実務で広げる、上級・専門の3段階に分けて、並べました。資格を取れば就職できる、という話は、していません。出典は、各記述のそばに付けています。合計金額は、公式ページの価格を、私が足した算出です。
順番は、各団体の公式ページにある「推奨」を、並べたものです。必須の順番ではありません。
| 段階 | 資格 | 受験料(米ドル) | 経験の条件・目安 | 維持費 |
|---|---|---|---|---|
| 入門 | ISC2 CC | 199 | 実務経験は不要 | 年会費50(CCのみの場合) |
| 入門 | Google Cybersecurity Professional Certificate | 試験料なし(月額49) | 学習コースで、試験会場での試験はない | なし |
| 入門 | CompTIA Security+ | 439 | 推奨は、Network+と、セキュリティかシステム管理の2年の経験(必須ではない) | 3年ごとに150、50 CEU |
| 中級 | ISC2 SSCP | 249 | 1年 | 年会費135 |
| 中級 | CompTIA CySA+(V4) | 439 | 推奨は、SOCか脆弱性分析で約4年 | 3年ごとに150、60 CEU |
| 中級 | CompTIA PenTest+ | 439 | 推奨は、侵入テストの職務で3〜4年 | 3年ごとに150、60 CEU |
| 中級 | TCM Security PNPT | 499(受験券と学習教材のセット) | 記載なし | 有効期限なし(公式ページ) |
| 中級 | EC-Council CEH | 950(オンライン)、1,199(Pearson VUE会場) | ITセキュリティの2年か、公式トレーニングの受講 | 確認できていません |
| 中級 | GIAC GSEC | 999 | 確認したページに、条件の記載なし | 4年ごとに499、36 CPE |
| 上級 | CompTIA SecurityX | 544 | 推奨は、IT経験10年(うちセキュリティ5年) | 3年ごとに150、75 CEU |
| 上級 | ISACA CISM | 会員575、非会員760(別に、申請料50) | 5年の実務経験(4領域のうち3領域以上) | 年45(会員)、85 |
| 上級 | ISC2 CISSP | 749 | 5年(8領域のうち2領域以上)。学位などで、1年分まで代替できる | 年会費135 |
| 上級 | ISC2 CCSP | 599 | 5年 | 年会費135 |
| 上級 | OffSec OSCP+ | 1,699(試験のみ) | 公式の必須条件なし | OSCP+は3年で失効(継続教育で延長) |
(維持費の出典は、CompTIAの更新料、ISC2の年会費、ISACA、GIACの更新です。CISM、SSCP、CCSPの経験の条件は、各団体の案内ページによります)
実務経験がなくても受けられるのは、次の3つです。
Security+の公式ページが推奨するのは、Network+と、2年の経験です。ただし、これは「推奨」で、必須ではありません。Network+(399ドル)の受験料は、CompTIAのページのデータにあります。A+は、2回の試験に分かれていますが、受験料は確認できていません。
ここからは、方向が分かれます。順番に決まりはなく、自分の職務に近いものを選ぶ形です。
CEHの受験料は、EC-Councilの店のページの表示です。ページが古い可能性があります。また、CEHは、受験前に、受験資格の申請が必要です。
受験料より、学習費用が、大きく開きます。
| 資格 | 提供元の教材と費用 | 無料・低価格の選択肢 |
|---|---|---|
| Security+(V7) | CompTIA CertMaster:Study 149、Practice 209、Learn 599。受験券と練習のセット(再受験つき)は593 | Professor Messerの動画は無料(サイトの記載) |
| CISSP | Wileyの公式学習ガイド第10版:紙74、電子59。ISC2の公式講座の価格は、確認できていません | — |
| GSEC | SANS SEC401:8,780。GIACの受験は別料金 | — |
| OSCP+ | OffSecの講座つきセット1,749、Learn One 2,749(年額) | — |
| CEH | EC-Councilの公式トレーニング:1,699から(オンデマンド)、2,499から(ライブ)、3,999から(無制限) | — |
| PNPT | 受験券に、45時間以上の教材が含まれる(499) | — |
CompTIAの教材の価格は、ページに埋め込まれた商品データから読んだものです。画面に表示される価格と、一致するかは、購入の前に、ご確認ください。ISC2の公式講座、INEのeJPT、Udemyの講座は、価格を確認できていません。
受験料と、上の学習費用を、足しただけの例です。再受験や、維持費は、含みません。
| 例 | 内訳 | 合計(米ドル) |
|---|---|---|
| 最小:入門の2つ | CC 199 + Security+ 439(学習は、無料の動画) | 638 |
| Security+に、練習問題を足す | 受験券439 + CertMaster Practice 209 | 648 |
| 同じ内容で、再受験の保証をつける | 受験券と再受験の保証579 + Practice 209 | 788 |
| 3段階を、受験料だけで | Security+ 439 + CySA+ 439 + CISSP 749 | 1,627 |
| 攻める側 | Security+ 439 + PenTest+ 439 + OffSecの講座つきセット1,749 | 2,627 |
3段階の例に、CISSPの年会費(135ドル)が、取得のあと、毎年かかります。CompTIAの更新料(150ドル)が、資格ごとにかかるのかは、複数の資格を持つ場合の扱いを、私は確認していません。
国防総省の資格の決まり(DoD 8140):国防総省は、職務ごとに、認める資格を決めています(DoDM 8140.03)。CompTIAは、自社の7つの資格(A+、Network+、Security+、Cloud+、CySA+、PenTest+、SecurityX)が、30の職務で承認されていると説明しています(CompTIA)。ISC2のCISSP、SSCP、CCSPの各ページにも、DoDM 8140.03の表示があります。EC-Councilは、CEHが承認されていると書いています(団体の説明です)。国防総省の公式の一覧は、ログインが必要で、私は確認できていません。
GI Billによる受験料の払い戻し:GI Billの対象の退役軍人は、資格などの試験の受験料を、1回の試験につき、2,000ドルまで払い戻してもらえます。再受験も対象で、資格の証書そのものの費用は、対象外です(VA)。個々の資格(Security+やCISSPなど)が、対象の試験に入っているかは、私は確認していません。受験の前に、VAの案内で、確かめてください。なお、VET TEC 2.0の対象の分野には、サイバーセキュリティが挙がっておらず、受験料の記載もありません(VA)。
学生の割引:アメリカの4年制(一部は2年制)の学校の学生は、CompTIAの店で、35〜55%の割引を受けられます。SheerIDで学生の身分を確認し、ほかの割引とは、組み合わせられません(CompTIA)。
会社の補助:CompTIAの案内は、「勤務先に確認を」としています。
自社のサイトやシステムの、セキュリティのご相談は、お問い合わせください。
ただいま、セキュリティについての無料相談を受け付けています。「自社のサイトは大丈夫か」「何から確認すればよいか」など、お気軽にご相談ください。
